コンクリート構造物のライフサイクルマネジメント研究委員会我が国の社会情勢を受け今後コンクリート構造物の維持管理について抜本的な効率化や合理化が求められるようになっている。そのためには、点検診断の手法、性能評価や将来予測の手法、補修補強法の選定手法などから構成されるシステムの構築が必要である。本研究委員会では、北海道のコンクリート構造物に特有の環境条件、使用条件に適用できるライフサイクルマネジメントシステムの構築を目指した活動を行う。
平成23年度は,平成22年度に収集・分析した各事業者等での取組み事例を基に,点検診断,性能評価・将来予測,補修補強の意思決定等,LCMの項目毎の比較表を取りまとめる。これらをベースに,北海道のコンクリート構造物に適用可能なLCMシステムの骨格を形成するための活動を行う。特に,点検診断の高精度化としてグレーディングシステムの構築,将来予測としてマルコフモデルの適用,意思決定としてLCCモデルやNPVモデルの検討を行う。これらの成果を統合して取りまとめたLCMシステム(維持管理指針案)を提案する予定である。
既存コンクリート構造物の構造特性把握技術の現状調査研究委員会日本に数多く存在する旧い基(規)準で設計されたコンクリート構造物の有効利用のためには,これらの精密な構造特性把握が必要となる。いわゆる耐震診断,耐久診断と言われる行為に必要なコンクリート構造物の構成材料の特性値取得技術の現状を調査するとともに,既往の診断資料等を収集して特性値取得方法に関わる問題点等を検討することを目的とする。本年度は,下記の項目について特に活動を行う。
現状調査(材料)−実構造物の材料特性値取得技術
現状調査(構造)−耐震・耐力診断時の特性値取得方法
影響検討解析 −材料特性値のばらつき・誤差による構造特性値の影響把握
| 委 員 会 | 委 員 長 | 期 間 |
|---|---|---|
| 寒中コンクリート研究委員会 | 鎌田英治 | H.5年度〜H.6年度 |
| 複合構造研究委員会 | 城 攻 | H.5年度〜H.8年度 |
| 新素材研究委員会 | 佐伯 昇 | H.5年度〜H.9年度 |
| コンクリートの耐久性研究委員会 | 鎌田英治 | H.7年度〜H.8年度 |
| リサイクル研究委員会(旧) | 角田與史雄 | H.7年度〜H.10年度 |
| 構造補強・補修研究委員会 | 城 攻 | H.9年度〜H.10年度 |
| コンクリート収縮研究委員会 | 大沼博志 | H.11年度〜H.12年度 |
| 生コンクリートの品質管理に関する研究委員会 | 熊谷守晃 | H.11年度〜H.12年度 |
| 北海道におけるコンクリートの歴史研究委員会 | 太田利隆 | H.13年度〜H.15年度 |
| リサイクル研究委員会 | 桑原隆司 角田與史雄 上田多門 | H.11年度〜H.16年度 |
| コンクリートひび割れ対策研究委員会 | 南出孝一 | H.15年度〜H.16年度 |
| 寒冷地におけるフレッシュコンクリートの単位水量測定方法研究委員会 | 堀口 敬 | H.15年度〜H.17年度 |
| 凍害と耐久性設計研究委員会 | 田畑雅幸 | H.16年度〜H.17年度 |
| 再生骨材コンクリート利用研究委員会 | 上田多門 | H.17年度〜H.18年度 |
| コンクリートのひび割れ修復に関する研究委員会 | 名和豊春 | H.17年度〜H.18年度 |
| 寒冷地におけるコンクリートの収縮ひび割れ対策委員会 | 濱 幸雄 | H.19年度〜H.20年度 |
| 北海道におけるコンクリート構造物の調査・診断支援研究委員会 | 長谷川拓哉 | H.19年度〜H.20年度 |
| 積雪寒冷地コンクリート複合劣化要因研究委員会 | 杉山隆文 | H.18年度〜H.21年度 |
| 凍害と耐久性設計研究委員会 | 田口史雄 千歩 修 | H.18年度〜H.21年度 |
| コンクリート用混和材料の最新技術に関する研究委員会 | 杉山 雅 | H.21年度〜H.22年度 |